🎮 ポケモンGOと私:10年目の変化と、熟年プレイヤーの日常

今から約10年ほど前に、世界中に衝撃と共に瞬く間に広がったスマートフォンゲーム、『Pokemon GO(ポケモンGO)』。社会現象となり、世界中の人々がスマホを片手に街を歩き回る光景は、鮮烈な記憶として残っています。
このアプリを、サービス開始から約10年が経った今でも続けている層には、比較的熟年世代が多いように感じています。私自身もその一人で、アプリの情報を見ると、私がダウンロードしたのは2016年7月。当時のニュースを聞いてすぐに入れた記憶があるので、ほぼサービス開始直後からのプレイヤーと言えるでしょう。
黎明期の熱狂と戸惑い
サービス開始当初、近所でも朝夕にスマートフォンを凝視しながらウロウロしている老若男女を見かけるのは日常茶飯事でした。お互いに「ああ、この人もポケモンGOをやっているな」と察し合うような、独特の連帯感が存在しました。現在は当時ほど熱心にプレイしている人に遭遇することは少なくなりましたが、電車内で楽しんでいるシニア世代の姿は、時々見かけます。
私がこのゲームを始めた初期に抱いたのは、「ただボールを投げればいいだけなんて、本来のポケモンの面白さが損なわれている」という違和感でした。私は、GameBoy版の初代『ポケットモンスター』から入り、NintendoDS版、そしてNintendoSwitch版とプレイしてきましたが、最も面白さを感じたのは、GameBoy版やDS版初期の、戦略性の高いゲームスタイルです。限られた技の組み合わせを頭を悩ませて工夫する過程に、醍醐味があったのです。
しかし、『Pokemon GO』は、捕獲して図鑑を埋めること、プレイヤーのレベルを上げること、そして開発元のNiantic(ナイアンティック)が得意とする地図上のジムを巡り、拠点を自分のチームの色に塗り替える位置情報ゲームへと重点が移りました。当初は戸惑いましたが、正直、同時期のSwitch版が私には全く面白く感じられなかったこともあり、次第にこの新しいゲーム方式に馴染んでいきました。
魔法同盟との共存、そして突然の別れ
この『Pokemon GO』のスタイルに慣れてきた頃に登場したのが、『ハリー・ポッター:魔法同盟』です。これもNianticが手掛ける位置情報ゲームで、『Pokemon GO』でいうジムのような拠点があり、自分のレベルを上げながら攻略していくという共通のスタイルだったので、すぐに馴染むことができました。私はこれも毎日欠かさずプレイしていました。
しかし、2022年1月、多くのファンに惜しまれながら(?)、『魔法同盟:ハリー・ポッター』はサービス終了となりました。私にとって、場所を選ばずに楽しめる『魔法同盟』と、場所によって内容が変化する『Pokemon GO』は、ちょうど良い補完関係にあり、「両方で一つのゲーム」という感覚だったので、この終了は大変ショックでした。採算が合わなかった、特にJ.K.ローリングス氏へのロイヤリティ支払いが重荷になったのだろうと推測しています。
衝撃の買収とゲームの変化
しかし、さらなる衝撃は、2025年3月にNianticが『Pokemon GO』を、アラブ系投資会社参加のスコープリーという企業に売却してしまったことです。
この売却以降、ゲームの運営方針に明確な変化が見られました。ゲームイベントが毎週、毎月などルーチン的に同じようなものが繰り返される作りに変わったのです。また、それまで何年もクリアできずに残っていた過去のスペシャルイベントのタスクがリセットされたことにも驚きました。さらに最近では、なぜか急に自分のユーザーレベルが20レベル近くもアップするという「ハイパーインフレボーナス特典」があり、これまでのレベル上げの苦労は一体何だったのだろう、と思わずにはいられませんでした。
これからも続く日常の一部
私にとって『Pokemon GO』は、もはや単なるゲームではなく、日常生活の一部となっています。散歩や買い物、移動のついでに楽しむルーチンワークです。
アニメ版やNintendoゲーム版の『ポケモン』には全く関心がありませんが、この無料(私のプレイスタイルでは課金はしていません。これがサービス終了の最大要因だと時に感じますが)で大人が楽しめるゲームが、今後も継続していくことを切に願っています。

