【有馬記念に間に合う!】JRAの馬券をネット購入!「即PAT」で昔より簡単に競馬を始める方法

この記事は、以前の馬券購入システム「PAT」のイメージが強く、最近のネット投票に躊躇していた筆者(北欧猫)が、JRAの「即PAT」に挑戦し、そのあまりの簡単さに驚いた体験談です。
昔の「PAT」は抽選だった?高かった競馬の敷居
私が以前JRA(日本中央競馬会)の馬券購入に使っていたのは、ガラケーのi-mode投票システムの「PAT」でした。
当時の「PAT」システムの利用は、なんと抽選。何年も待ち、やっと当選して利用できるという、非常に敷居の高いサービスでした。
ちなみに「PAT」は「Personal Access Terminal」(個人用アクセス端末)の略です。その名の通り、当時は実際に馬券購入用の専用端末が存在し、プッシュホンやファミコンなどの機器から投票を行っていました。サービス名にその名残が残っている形です。
そんな「限定感」や「専用性」が強かった時代のイメージがあるため、最近「JRAの馬券はネットで簡単に買えるようになった」という噂を聞いても、正直信じられずにいました。
「即PAT」との出会い:SNSの「あ~」に憧れて
それでも、毎年年末になるとSNSで繰り広げられる、有馬記念の馬券を外した人々の「あ~~」という一斉の嘆き。あの年末の恒例行事が、どこか楽しそうで羨ましく思っていました。私も少額だけ馬券を買って、皆と一緒につぶやいてみたいと、ここ数年来思っていたのです。
それから最近アニメの「ウマ娘シンデレラグレイ」を見て、あの競馬場の第4コーナーからの興奮をもう一度リアルに味わいたくなってきたというのもあります。
そこで一念発起してJRAの公式サイトを調べてみると、現在の主流は「即PAT」というシステムになっていることを知りました。
「即PAT」は、JRA指定の銀行口座さえ持っていれば、誰でもその日のうちに申し込んで馬券が買えるという画期的なシステムです。昔の抽選方式を知る私にとって、これはまさに驚きでした。
【実録】即PATの申し込み手順と注意点
早速、「即PAT」の申し込みに挑戦しました。JRAの公式サイトによれば、基本的な申し込み手順は以下の通りです。
- 利用規定確認
- 口座情報確認
- 本人確認
- 口座振替申込
1. 利用規定確認と2. 口座情報確認での疑問
最初の利用規定確認は、重要事項説明書に目を通し、「同意する」を押せば完了です。
次の口座情報確認では、JRA指定の取引可能銀行から自分の口座を持つ銀行を選びます。ここで一つ疑問が生じました。選んだ銀行の申し込み画面に進もうとした際、「ペイジー入金サービスを使って口座振替を行います」という確認が求められたのです。
聞きなれない外部サービスを間に挟むことに不安を感じた私は、一旦申し込みを中止しました。
3. 安心できる申し込み方法の発見
改めて調べた結果、銀行側のサイトにある「即PAT振替申し込み」ページを直接探して、そこから申し込みフローを始めたところ、ペイジー入金サービスの利用確認は求められませんでした。
このことから、恐らく以下の違いがあることが分かりました。
- JRA公式サイト経由:ペイジー入金サービスを経由するルートがある。
- 銀行公式サイト経由:銀行とJRAを直に結ぶ、通常の口座振替ルートになる。
昔のPATシステムの名残り「銀行口座のロック」
なぜ外部のペイジー入金サービスが必要になるのか、これには昔のPATシステムの仕様が関係していました。
従来のPATに近い「A-PAT」(Association-Personal Access Terminal)というシステムでは、競馬の開催時間中、投票資金の管理のために銀行口座自体がロックされるという仕様があります。このロックを回避し、開催時間中でも入金を可能にするために、間に別会社(ペイジー)のサービスが必要だったようです。A-PATを使っているユーザーは昔からの競馬ファンで、大量の馬券を購入したりするのに向いているらしいです。赤鉛筆を耳に挟んで競馬新聞を見ている方のイメージですね。
しかし、新しい「即PAT」は、基本的に銀行口座はロックされない仕様になっているため、通常の口座振替で問題なく利用できます。
4. 本人確認と口座振替申込(最終ステップ)
安心して申し込みを再開し、本人確認のステップへ。ここでは、口座名義、口座番号、そして銀行口座の暗証番号を入力し、その一致をもって本人確認が行われます。
いよいよ最終段階の口座振替申込で、申し込み手続きは完了です。ちなみに、即PATの振替手数料は、1日2回までは無料で、3回目以降は1回あたり15円がかかります。
いざ、馬券購入へ!
こうして、かつては抽選で専用端末が必要だったJRAのネット投票サービスが、今ではスマートフォンと銀行口座だけで簡単に利用できることがわかりました。
あとは即PATにログインし、銀行から購入資金を入金すれば、念願の馬券購入が可能です。ここから先は、最新のオッズや予想情報を仕入れてから、いよいよ馬券デビューを果たそうと思います。

